従来の治療法
従来までの円形脱毛症の治療法をまとめました
西洋医学
内服薬

セファランチン
ステロイド内服
長期にわたるステロイドの内服は、糖尿病や高血圧など、全身の重篤な副作用のリスクも高くなるため、その使用は慎重に検討すべきです。当院では基本的にステロイドの内服は用いません

外用薬

塩化カルプロニウム
ステロイド外用薬
リンデロンVGローションやフロジン外用液などがこれに当たります

ステロイド局所注入

脱毛斑に直接ステロイドを注入する治療です。外用よりもより直接的に作用するため、治療効果は高いです。当院では注射が苦手な人向けに痛みない注入法で行います

局所免疫療法

SADBE
DPCP
特殊な薬剤を使って、わざと軽い皮膚炎を起こす治療方法です。治療をやめるとまた進行してしまう欠点があります

直線偏光近赤外線照射療法


スーパーライザーと呼ばれる装置を使用し、皮膚の奥まで届く特殊な赤外線を脱毛斑に照射する治療法です簡単に治療を受けることができます

炭酸圧抵療法

ドライアイスを使って脱毛部分を冷却する方法です

オルミエント

2022年に円形脱毛症治療薬として承認されたアトピー性皮膚炎の薬を用います。免疫細胞から分泌されるサイトカインの働きを抑えることで毛根を攻撃する免疫細胞を抑えます

東洋医学(漢方)

円形脱毛症でよく使われる漢方
①大柴胡湯(だいさいことう)
②柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう
③小柴胡湯(ショウサイコトウ)
④柴胡桂枝湯(サイコケイシトウ)
⑤桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)

東洋医学での円形脱毛症の考え方

東洋医学では血虚(血が不足している)、お血(血が滞っている)を緩和する漢方薬を考えます。

円形脱毛の治療には長期間要する方が少なくありません。良くなったり悪くなったり段階的に改善していく場合が多いです。その時の病態、症状に合わせて使う場合があります

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